ジャパニーズドメスティック企業に勤めていてようやく気づいた事

・難しい事はバズワードに任せる
→AIが行列演算や微分積分が基になってる事なんか説明しても全く理解できないどころか反感を買う
単に「AI」、「RPA」というワードを使おう。
止むなく数式を使う場合も2次関数までにしておこう。

・パワポ紙芝居に全力を傾ける
→老眼のおっさんにワードの文書は酷。分かりやすいスローガン、例えば○○億円!利益率○○%アップ!
を大きな字でパワポに書いて報告すればいい。根拠は大体。
パワポは勤務先企業のシンボルカラーをバックグラウンドの色にして、白抜き文字にしたりすればなお良い。


・日経新聞を引用する
→AIを話題にしたがるが、AIについて論じているTech系メディアなんか見てないし信用していない。
クオリティペーパーである日経新聞を引用しよう。
なお、日経新聞本体(紙ベース)を引用すること。
ネットの日経BP記事なんかは一段劣る。

・おじさんにとって身近な事を話題にする
→画像認識だの、自然言語処理だのはおじさんには難しいし、適用範囲が想像出来ない。
人事異動、野球、住宅ローン、駐車場にテクノロジー(AI)が適用されているという事を強調しよう。

・断言表現を使おう
「可能性がある」「示唆される」などの表現は前頭葉が退化して、結論を急ぐ文系おっさんには耐え難い。
「〜である」とかの断言表現を使おう。
仕事を頼まれた場合も「すぐ出来ます」と断言口調で安請け合いしよう。
思いつきでの社内調整的な仕事依頼ならば、期限なんぞ無い。
万が一期限がありそうな時は、業務進捗を報告するとともに、遅れる理由を上司が分からない業務範囲のせいにして遅延理由を上司が確認できないように予防線をはろう。


まともに定量的な議論を行おうとしても、そんな素養を持ってる人は下記書籍に従えば3%しかいない。
統計的には帰無仮説が棄却される水準である。
マトモに定量的に議論できる上司であれば、文系おっさん向けじゃない、マトモな対応すれば良いだけだ。