競輪ファンとして数か月前から気になっていた本だったが、ボーナスが出たので買ってみた。んで、感想。
概要は
・アカデミックにおける社会学の研究者が書いた唯一の競輪本
・社会学調査のお作法に乗っ取った(と思われる)一次資料のきちんとした調査、関係者への直接インタビューなど他の競輪本とは一線を画する内容
であり、非常に読みごたえがあった。
著者あとがきを見ると、大本は著者の博士論文だという。道理で読み応えのある文章のはずだ。
内容としては時系列で競輪の成り立ち~ここ数年で立ち上がったガールズ競輪まで網羅されている。
またギャンブルとしての競輪、競技としてのKEIRINとオリンピックとの関係についても述べられており、単なるギャンブル本ではない。日本のスポーツ文化を競輪という一面から切り取り、論文に昇華させた著者の調査や執筆に向けた力量・努力には恐れ入った。
自転車競技としてはロードレースが日本国内では「する」スポーツとして一番人気ではあるが、
ロードレースの運営にも競輪資金が充当されている場合があり、アマチュアスポーツとしてのロードレースとのかかわりという文脈で、
ロードレースファンであっても競輪事業への知識、文化を知って損することは無いと思われる。
日本国内における自転車ファンは一度読むことをお薦めしたい本である。
概要は
・アカデミックにおける社会学の研究者が書いた唯一の競輪本
・社会学調査のお作法に乗っ取った(と思われる)一次資料のきちんとした調査、関係者への直接インタビューなど他の競輪本とは一線を画する内容
であり、非常に読みごたえがあった。
著者あとがきを見ると、大本は著者の博士論文だという。道理で読み応えのある文章のはずだ。
内容としては時系列で競輪の成り立ち~ここ数年で立ち上がったガールズ競輪まで網羅されている。
またギャンブルとしての競輪、競技としてのKEIRINとオリンピックとの関係についても述べられており、単なるギャンブル本ではない。日本のスポーツ文化を競輪という一面から切り取り、論文に昇華させた著者の調査や執筆に向けた力量・努力には恐れ入った。
自転車競技としてはロードレースが日本国内では「する」スポーツとして一番人気ではあるが、
ロードレースの運営にも競輪資金が充当されている場合があり、アマチュアスポーツとしてのロードレースとのかかわりという文脈で、
ロードレースファンであっても競輪事業への知識、文化を知って損することは無いと思われる。
日本国内における自転車ファンは一度読むことをお薦めしたい本である。