インデックス投資家からの脱却 (アンチインデックス)

インデックス投資を嫌うブログ主による駄ブログです。

Category: 投資本

投資本を読みました。
バリュー投資家を自称しているにも関わらず、バフェット本を読むのは本記事で取り上げる「バフェットの銘柄選択術」が初めてです。

なぜ今までバフェット本を読まなかったのかというと、以下の理由が挙げられます
1:ひねくれ者なので、メジャーなバフェット本は読みたくなかった
2:バフェット本人が書いた投資本が存在しない
3:世の中にバフェット信者は多数存在するが、どうもその人たちが儲けていないように見える

ということでバフェット本は敬遠していたのですが、この本を読んで考えが変わりました。
もちろんバフェット本は多数出版されているので玉石混交だと思いますが、今回取り上げる本は玉の方だと思います。




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億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術/日本経済新聞社
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書いている内容はごくオーソドックスなものです。
というか当たり前のこと過ぎます。書かれている内容はいかのような事です。

・キャッシュマシーンと呼べるビジネスを持っている企業を買え
・安定した利益成長を実現している企業を買え
・ビジネスモデルが陳腐化しない企業を買え
・自社株買いを積極的に行っている企業を買え
etc

ただ、上の当たり前のような条件をすべて満たしている企業は本当に一握りです。
ということでバフェット流の投資を実践しようと思えば、自ずと集中投資というスタイルになると思いました。

なお、面倒くさいので、本書の目玉ともいうべき、利益成長や将来の企業価値を計算するワークアウトはしていません。
ただ、ワークアウトを行うことで定量的に企業を見る目が養われると思います。
私はいつも適当な概算で企業価値の判断を行っているので、一度本腰をいれて本書に書かれているようなワークアウトをすべきかなと思いました。
この本は図書館で借りたのですが、購入しても損はない本だと思います。

ただ、この本に書かれていることを理解するためには簿記知識が必要だと感じました。
最低限の簿記知識を持っていないと、読むとっかかりに苦労するかもしれません。

評価
100点(適当採点)


追伸
持ち株のハイレックスコーポレーションが引け間際に大幅上昇となりましたが、朝に大部分利益確定を行ってしまい、100株しか持っていません。
ハイレックスコーポレーションの売却代金で購入したコムチュア はダダ下がりでした。
本当に自分は下手くそだと思いました。
そんな下手くそでも市場平均に勝てているのですから良いとしましょう。

この前三宮で一緒に飲んだ大学の後輩が
「パチンコ辞めて株を始める」
「どの株買うかなんて勘でしょ」
などと言っていたので、
「それは違う、勉強は必要」と言った手前、お勧めの投資本を紹介します。
前にも書きましたが、その改訂版ということで。

本を何冊も挙げたところで読む気を無くすだけなので、今回は2冊挙げます。
アンチインデックスということで、インデックス投資の名著はあえて挙げません。

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「ピーター・リンチの株で勝つ」
プロの投資家の立場から、プロが市場で必ずしも優位に立てないことを述べています。
では、プロに対してアマの投資家はどうするかということが簡潔に述べられています。
銘柄選びに悩んだときに、道しるべになるような事がたくさん書いてあるので、初心者にはお薦めです。
この本に書いている、「株価は長期的には利益の伸びに追従する」という教訓は初心者は必ず心に留めておくべきでしょう。

ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜け/ダイヤモンド社
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投機(投資ではない)哲学を語った本です。
「分散投資」、「投機ではなく投資をしよう」などという、巷にある格言をばっさり切り捨てているので最初に読んだときは衝撃を受けました。
しかし、書いていることは非常に合理的です。
私はこの本を読んで、
巷で言われている「分散投資」や「投機ではなく投資」という言葉が抽象的で非合理的であることに気づくことができました。
また、「株式投資とは要するにギャンブルである」ということも認識できました。
この本に書かれていることを心に留めておくだけで初心者脱出と言っても過言ではないと思います。


マネーの公理 スイスの銀行家に学ぶ儲けのルール/日経BP社
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会社四季報CD-ROM 2013春号を本日買いました。

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最新の四季報を買ってみて思ったのは、
「毎号買うほどの価値はない」
でした。
会社の経営状態が四半期で大幅に変わるということはないので、スクリーニング条件を最新のデータでやってみても大して結果は変わらないという事が分かりました。
銘柄毎の業績予想も、私はほとんどあてにしていないので特に買う必要はなかったかなと思います。

ところで、四季報でちょっと食指を動かされた銘柄を見つけました。
業績や財務、今後の業界動向については申し分ないのですが、
その企業はどうやらブラック企業っぽく、扱っている商品も私ならあまり買いたいとは思えない企業です。
こういう企業に投資すべきか否かは迷うところですが、投資の目的として
「お金儲け」がある以上、とりあえず儲けさせてくれそうな銘柄ならば買おうと思いました。
今は日精ASB機械とハイレックスコーポレーションに投資資金をつぎ込みすぎていて、投資資金がほとんど無い)ので、
JR西日本を売ったお金で最低単元、もしくは最低単元×2ぐらい買おうと思っています。
企業分析が終われば、ブログで銘柄と私なりの財務分析結果を公表したいと思います。

会社四季報CD-ROM2013年2集春号/東洋経済新報社
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余談
私が四季報CD-ROM版を持ってレジに並んでいたとき、私の前に並んでいた人は「四季報2013 ワイド版 春号 」を持っていました。
店員さんが書店のポイント会員登録の案内をして、
「パソコンや携帯からでも会員登録出来ますよ」
と言っていたのですが、
そのおばさんは
「いやいや、私そんなん使えんし」
と答えてました。
こういうレベルの人が四季報に興味を持ち始めたということは、既にマーケットは過熱気味なのかもしれません。


今日はブラックスワンという本を買いました。

今週中にとりあえず上巻を読もうと思います。



過去にざっと読んだことはあるのですが、きちんとは読めていないので楽しみです。

ざっと読んだ時の印象でこの本を要約すると

「将来なんかわかるわけがない」

「VaRによるリスク管理はやめろ」

「モンテカルロシミュレーションは面白い」

でした。



自分も以前に勤めていた会社は銀行で、リスク管理部門にいたのでよく共感できた記憶があります。

確率的な考え方、しかも確率分布が分からないのだという考え方ができるかどうかが重要だと思います。



銀行では基本的に文系のおっさんたちにリスクの説明を行うのですが、確率的な考え方以前の人たちがたくさんいました。

数学というと、「間違いのない答えが出る」という印象しか持ってないおっさんたちに説明するのはしんどいので会社を辞めました。



また、このような本をドヤ顔で知ったかするような人間が出世するような組織でした。

このような本の内容をワードに手打ちし、企画書(とも呼べないようなクソ)を作って仕事をしていた気になっているおっさんには呆れました。



そのような中でしたので、私は自分の勤める銀行の株を空売りしたいという衝動を持っていました。

しかし、金融機関に勤めており証券外務員登録をしている人間は信用取引を行ってはいけないという法律があります。

ですので、空売りできぬまま悶々とした日を過ごしました。



そして、銀行を辞める段階で、銀行の株価はすでに空売りするには安くなりすぎている水準にまで下がっていました。



ちなみに入社時の株価は約750円、辞めた時の株価は約290円でした。

空売りしていればかなりの利益が出ていたと思います。





この経験から思うに、自分の勤めている関連業界の株をウォッチ対象に入れると業界情報などが分かるなど、他の投資家を出しぬける要素があるのではないかと思います。



ピーター・リンチも同様の事を本の中で述べていたように思います。



例えば、医療関係者ならば、今どのような医薬品がよく使われているのか等です。



医薬品業界は素晴らしいリターンを挙げる可能性のある魅力的な業界です。

私も参天製薬の株を持っています。











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「マーケットの魔術師 株式編」

株式投資で利益を出しているトレーダーたちのインタビュー集。

相場に乗る順張り、逆張り、空売り専門、バリュー投資、システムトレード等々さまざまな手法で利益を上げる人たちがいる。

この本で、グレアムやバフェットのような投資手法にこだわる必要はないと思ったし、インデックス投資という一つの手法にこだわる必要もないと感じた。

この本から得た教訓は

「よいトレードをすれば後からお金はついてくる」

「利益を出したトレードがよいトレードだとは限らない」

である。

インタビューでは、投資についてではなく、人生哲学について語っているのではないかと思う人もいた。

とても面白い本であり、お薦め度は前回と今回挙げた本の中で一番!


マーケットの魔術師【株式編】《増補版》米トップ株式トレーダーが語る儲ける秘訣 (ウィザードブック)/パンローリング
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「マネーの公理」
これも投資哲学を語った本である。
「分散投資」、「投機ではなく投資」などという格言をばっさり切り捨てている。
投資とはギャンブルであるという事が認識できる。
また、「手放した株の値上がり値下がりなど追うな」という言葉は心に刻んでいる。
しかし、なかなか難しい。

マネーの公理 スイスの銀行家に学ぶ儲けのルール/日経BP社
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「オニールの成長株発掘法」
成長株を見つける具体的方法論を述べている。
成長株については名著と言える。
成長株を見つけた後の利食い、損切りについて明確な指針が述べられている事が他の本と一線を画す。
インデックス投資の本では利食い、損切りという概念がないので新鮮に感じた。
個人的には利食い、損切りについての指針がない本は信用ならないと思っている。
オニールの成長株発掘法 - 良い時も悪い時も儲かる銘柄選択をするために/パンローリング
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今回と前回挙げた本で共通して書かれているのは、インデックス、バリュー等の投資方法に関係なく
「感情的になるな」
という事に尽きる。


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