木嶋佳苗が3回目の獄中婚というニュースを聞いて、なんであんなに木嶋佳苗を好きになる男が現れるのか疑問に思って読んでみた本。
木嶋佳苗については、さんざん語りつくされているが、「もう一人の木嶋佳苗」といわれる「上田美由紀」については言及しているメディアはあまりない。
本書は上田美由紀に焦点を当てたルポである。
上田美由紀は木嶋佳苗とおなじく、端的に言えばデブ・ブス・中年であり男性が虜になるような外的要素は特にない。
また、事件は鳥取県で発生したが、鳥取県という田舎で6人という人間が巻き込まれたというのも県警始まって以来の大事件だという。
なぜ、多くの男性が惹かれたのか男性として疑問に思い取材したという。

本書の著者は左巻きとして知られているようで、そこは差し引いて読まないといけない箇所もあるが
・徹底した現地取材
・拘置所への本人への突撃
・容疑者の元交際相手への突撃取材
などジャーナリスト魂は感じる。本書を見る限りアポなし突撃ではなく、アポ取りのうえ丁寧な取材をしているようだ。

結論として、なぜ上田美由紀という女に多数の男が惹かれたのかというと
「居心地の良い空間を作るのが上手い」
という一言に尽きるように思う。
あとは、荒唐無稽な嘘をつき相手を振り回して依存状態を作るという、相手の精神状態をコントロールする術を自然に身に着けているようだ。
読売新聞鳥取支局の妻子持ちのキャップなどは、真面目ゆえに嘘(妊娠したなど)に振り回され死んでしまった(自殺or他殺の結論は出ていない)
また、妻子持ち警察官も被害に合い死んでいる。
妻子持ちといえど、油断は禁物であり俺はスナックなんぞに行かないぞと心に誓った。