一部企業(半導体関連や人材派遣業)では需要増による好業績から正社員のボーナスが増えて、賃金・可処分所得が上昇しているようですが、
今後の日本のトレンドとして、社会保険料負担の増加、消費増税、円安によるコストプッシュインフレの発生により、サラリーマン世帯の可処分所得は減少すると私は考えています。
そこで、そのような状況になったときにどのような業界が儲かると皆さんが考えているのかアンケートを取りました。その結果が以下の通り。


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1位を獲得したのはシェアリングビジネス。
私もシェアリングビジネスは伸びると考えているので、その根拠というか私の妄想をつらつら書こうと思います。
ちなみに私はシェアリングビジネスは「自動車のシェアリング」を念頭に置いてます。
自転車のシェアリングは中国勢が日本(福岡)参入とかで少しニュースになりましたが、私は今の自転車シェアリングビジネスはあまり儲からないと思っています。単価が安いのと、自転車メンテに結構手間がかかるので。
不動産シェアはよく分かりません。

さて、なぜ自動車シェアリングビジネスが儲かると思っているのか理由を書きます。
私もそうですがサラリーマン家庭が「お金」について考えるときに真っ先に頭に浮かぶのは「節約」です。
そして、家計節約の王道はなんといっても固定費の削減。一口に固定費といっても色々あります。
・家賃等の住居費
・携帯等の通信費
・車両関連費
・習い事、ジム会費、子供の塾などのサービス費
などなど
まず家賃等の住居費を抑えるのは、はっきり言って難しいと考えてます。
賃貸の場合は家賃が安いところに引っ越せば良いのですが、引っ越し費用と引っ越し作業がクソ面倒なので心理的抵抗が非常に大きいです。
ただ、DINKSで荷物が少ないとかなら引越しへの抵抗は少ないと思います。
住宅ローンありの場合は、購入時期にもよりますがよほどの良物件でない限り、手放して引っ越そうにもローンだけが残るということになると思います。
賃貸に出そうとしても空き家リスクは常に伴い、小心者のサラリーマン仮定にはちょっとハードルが高い。
住宅ローンが無い場合でも、心理的に長年住んだ住居を手放すという選択肢は取りづらい。

携帯等の通信費はやりやすいですが、ぶっちゃけ面倒くさいわりに節約効果が少ないと思っています。
またSIMフリーとか、そういう言葉自体に抵抗がある層、理解が出来ていないは想像以上に多いです。
あと、「中国製のスマホって爆発するんでしょ?」「情報抜かれるんでしょ?」とかそういうの。


車両費は、「通勤や趣味や農作業で車を頻繁に使用していて絶対に必須」という層を除いて
自家用車であるメリットは薄いと考えています。
自家用車の運転時間中央値は0.9時間/day、最頻値は0.4時間/dayという調査結果もありますし、自家用車の保有コストを賄えるほど、自家用車を活用している人はかなり少ないと思います。
車は年々ボロくなっていき手放すことへの心理的抵抗は薄れていきますし、車検の時期に「買い替えか、保有継続か、手放すか」という選択を定期的に考えることになるため、自家用車を手放すという選択肢は常に検討されていると思います。
また、手放した時の節約効果が大きいのも車。
自動車税、損害保険、駐車場代という、使わなくても支払わなくてはいけない額が住居費以外の固定費とは比べるまでもなく大きいです。
といことで、固定費削減の向かう先は自動車関連費用になると予想しています。
しかし、完全に車両なしの生活というのも不便ですので、削減した車両費の一部が自動車シェアリングサービスに向かうと考えます。
カーシェアリングビジネスの優れているところは
・基本料金を徴収するので、稼働していない場合でもストック収入が見込める
・単位時間あたりの料金が高めで、利益率が単純なレンタカーより大きいと思われる
と考えます。
で、シェアとかユーザーアクセスとか考えたらTimesカーシェア(パーク24)の一人勝ちかと。
私も今年中に車を手放してTimesカーシェアへの加入を本気で考えてます。
ちなみにTimesカーシェアの車1台当たりの利益額は約14000円という事。
ボロも儲けではないですね。


他の業種である
・激安小売
・消費者金融
・副業支援などのコンサル
についての考えはまた機会があれば書きたいと思います。