100man1oku先生のサイトで紹介されていたので買って読んでみた。
本の内容を適当にまとめると
・新規起業はリスキー(特に退職後に飲食店を開くのは無謀)
・新規起業よりは会社を買う方がリスクは少ない
・具体的な会社買収資金は1000万円程度見とけばOK
・買収案件は民間M&A会社の情報がネットで探せるし、各都道府県の商工会議所等でも見れる
「〇〇県 事業引継ぎ支援センター」で検索すれば出てくると思います。

いきなり会社買収して経営できるわけねーだろ、という突っ込みに対して著者は
"まずは株式の一部を取得して、役員になってみる。
そのうえで買収しようとしている会社で業務経験を1~2年積めば買収すべき会社かどうかが見えてくる"
というヘッジ案も提案しています。
働きながらデューデリジェンスを行おうという事です。

買収資金の調達については LBO等も簡単に紹介されています。


私の感想としては
「同じぐらいの資金がかかるなら、確かに飲食店を自己資金で開くよりはリスクが少ないだろう」
と思いました。
ただし、
「会社買収はゴールではなくあくまでもスタート」
「買収した会社の従業員の心をどうやって掴んで働いてもらうかが大変だろうなぁ」
と思いました。
会社買収が魅力的だと思った点は、
・後継者不足で廃業したくないのに廃業せざるを得ない会社が増えているため、
→1:現在はかなりの買い手市場である。
→2:会社買収において、買い手と売り手間の情報の非対称性が強いため、とんでもないディスカウントで会社を買収できる可能性がある。(逆にとんでもない偶発債務が発覚して高値買いの可能性もあり得る)
という点です。
あまりに安く会社を買うと、後々の税務上の問題とかも出てきそうですがそれについてはこの本では書かれていませんでした。

会社買収に関してリスクがあるなと感じている点は以下です。
・サラリーマンでも買収できるような中小企業は市場性がほとんどないものなので、一度コミットしてしまうと損切りが不可能なのでは?
・買収後の経営について、買収した会社の従業員や取引先の理解が得られない場合は、いきなり行き詰まる可能性がある
です。
これらの問題についてはヘッジ策を何とか考えておかないと駄目でしょう。
かといって、株式投資のように、10個の会社を買収してポートフォリオを作ることなどはかなり難しそうです。

全体として会社買収&経営に関しては
ハードルはある程度高いでしょうが、きちんとした知識を身に着ければ大怪我はしないのではないかと考えました。
もっとも、会社関連の法務、税務、経営知識、引継ぎ、従業員の雇用etc等を考えてリスクのある会社買収を行うぐらいだったら、
その分の情熱を持って株式投資をした方が割が良いのかもしれませんが。