小売、メーカー、金融機関、マスコミ、ECサイト等々の色々な業種やサービスでデータ分析が行われていると思いますが、私の少ない経験と同期など実際に接した人からの情報を元にデータ分析界隈の事情をとりとめなく書いていこうと思います。
 
データ分析業務はおおまかに以下に分類されると思います
1:経営層への意思決定に関与するデータ分析
2:規各種制に対応するデータ分析(銀行の自己資本規制比率とか、薬事関連の副作用発生データとか)
3:アンケートなどのマーケティングリサーチ分析の専門会社、専門部署(要は下請け)
 
・スキルのつきやすさ
会社にもよりますが
2>1>3
マニアックな分析があり得るのが2(業界独特の考え方があったり)
とくに薬事関連は「医学統計」という専門の学問分野があり、その考え方はマーケティング等ビジネス全般に活かせる場合があります。
ただし、2は規制ルールに従うので業務がマンネリ化しやすいです。
2でマニアックなスキルを身に着けたあとに面白い&給料の良い業界に行くのがベターか?



・仕事の面白さ
1>2≧3
自分の部署から発信されたデータ分析結果をもとに、経営者が経営判断をして、その施策が成功した場合などは醍醐味を感じるでしょう。
また、経営層に近いほど扱うテーマも多岐にわたります。
すぐに思いつくだけで顧客分析、損益分析、リスク分析、数字をもとにした経営シミュレーションなどがあります。

また、経営層に近い社内で行うデータ分析の場合、クソうるさい外の顧客が存在しない事も利点として挙げられます。(その点、2は間違いなく規制当局がウルサい。3はクライアントによるがクソ面倒くさいクライアントがほとんど)
しかし経営層に近い場合はメリットばかりではありません。
以下のデメリットがあります
・経営層からの無茶振りがある
→そんなデータねぇよ、そんな目的でデータ蓄積してねぇからデータ加工にめっちゃ時間かかるよ!一週間以内とか言っても無理!とかそういうの
・他部署のデータをもらうために社内調整が必要
→営業関連データ(新規顧客件数とか)は営業本部に提供依頼をするが、渋られるとか。そこは渋るところじゃねーだろと、、、
あとは責任取りたくない社内情報システム部が延々とデータ提供しない言い訳を述べるとか(セキュリティがー、個人情報保護がー etc)

・データ基盤の使いやすさ
2≧3≫1
規制対応の場合はきちんとしたデータを集めていないと、下手すると行政処分もあり得るのでデータそのものがきちんとしてる場合が多いです。
1の場合、「データを経営に活かそう」という考え方が広まる以前に構築された業務関連システムからのデータが多く、前処理にとてつもなく時間が取られることが多いです
3の場合はクライアント次第。まともな担当者がきちんと設計したアンケートなら使いやすいですが、適当に作ったアンケート用紙になると目もあてられない状況になることも、、、
最近はそういう事はあまり無いみたいです。

以上、適当に書いてみました