「人生と財産」(本多 静六著)を図書館で借りて読みました。

本多静六氏 の略歴についてはリンク先のWikipediaに譲ります。


本多静六氏は学者(林学)でありながら、その俸給を元に投資を行い、巨万の富を築いた人です。

その貯蓄・投資に関する哲学、実践などが書かれているのが本書です。


本多静六の書いてある貯蓄方法は簡単です。


・収入(金利収入も含む)の四分の一を天引き貯金する

・臨時収入(旅費残額など)のすべてを貯金する

です。

文章にすると簡単ですが、これを実践するとなるとなかなか難しいのではないでしょうか。

特に臨時収入はぱっと使いたくなるのが人情だと思います。

本多静六氏もこの方法を始めたころは相当に苦しかったようです。

自分の子供に

「また胡麻塩だけのご飯なの?」

などと聞かれ、断腸の思いだったという描写が本書に書かれています。

それでも貯蓄を続けたのですから、意思が相当強かったのでしょう。


投資方法は、本多静六氏の専門である林学を活かし、山林への投資を行っていたと書かれています。

当時は木材の需要が旺盛だったという状況もありますが、かなりの儲けを出しました。

株式投資も行っていたのですが、投資についての言葉も素晴らしいと思いました。

「投資の第一条件は安全確実である。 しかしながら、絶対安全をのみ記していてはいかなる投資にも、手も足も出ない。だから、絶対安全から比較的安全、というところまで歩み寄らねばならぬ。」

安全確実な銀行預金ばかりしていては金持ちにならない、という当たり前の事を言っているのだと思いますが、

これをさらに私なりに拡大解釈してみると

「低PERや低PBRなど、安全確実そうな株にばかり投資していては金持ちになれない」

という事も出来ると思いました。

マネーの公理でもそのような記述が少しあります。

だからと言って、私にはmixi日本マイクロニクスDMP への投資は無理なのですが、、、


本多氏は約100年前の人物ですが、この本に書かれていることはいちいち尤もで、

投資だけでなく人生の楽しみ方といった事柄についても勉強になります。

ただ、投資については、本多静六氏の時代と今とでは、物価、為替レート、金利などの経済状況がかなり違うので、そこのところは頭に入れておくべきだと思いました。


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この本、むちゃくちゃ高いので、買うのはお勧めできません。

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