本日はなんとなく相場の動きがおかしいと思い、持ち株の半分を処分しました。
明日は板の状況にもよりますが、持ち株のほぼすべてを売ろうと思います。

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さて、最近の株式市場ですが弱気のニュースが出ては過剰反応、少し強気のニュースが出たら過剰反応といった具合です。
では今後、強気のニュースと弱気のニュースのどちらの割合が高くなるかと考えました。
ユーロ圏の問題、中国の影の銀行問題、日本の経常赤字問題と、どちらかと言えば弱気のニュースが多くなってくると思います。
また、株式市場の上値も知れています。
安倍政権発足から、異次元緩和に伴う円安等々のいろいろな上値を追うためのカタリストがありました。
しかし、今後、市場全体が年初来高値を追うようなポジティブなカタリストが出るとは思えません(個別銘柄にはあるでしょうが)

というわけで、定量的ではありませんがオッズで考えると、
・高値を追うシナリオは少ない(一部の個別株には高値を追うシナリオは十分にあり得るとは思いますが)。
・安値を追うシナリオは十分にある(私は中国の影の銀行問題が非常に大きなインパクトを持つと考えています)
という事で株式市場は下げが優勢になると考えています。
この自分の直感を信じて、近いうちに(出来れば明日中に)ほぼすべての株式を売ろうと思います。

また、中国の影の銀行問題ですが、中国政府は積極的には影の銀行の救済に乗り出さないと考えています。
その理由は以下の通りです
1:一度影の銀行の救済に乗り出すとモラルハザードが発生する
2:モラルハザードが発生した場合、人民元への信用が失墜する
3:人民元の信用失墜という事態は「人民元の基軸通貨化」を目指している中国政府が最も避けたい事態である
4:ということで、中国政府は積極的には影の銀行の救済には乗り出さない
5:なので、影の銀行問題はハードランディングとなる可能性が高い
という私の妄想理論です。
影の銀行のエクスポージャーは誰も把握していないという点がリーマンショックに類似していることも心配の種です。

この大きなインパクトを持つ影の銀行問題がいつ火を噴くかわかりませんが警戒するに越したことは無いでしょう。
私の今年のリターンは一応プラスなので、今のうち株式市場から逃げておくのが正解だと思ったのも大きな理由です。

ツイッターなどでフォローしている投資家の方々の動向を見る限り、まだまだ強気の人が多いようなので一人で撤退するのは不安なのですが、
マネーの公理の教え
「船が沈み始めたら、祈るな。飛び込め。」
「多数派の意見は無視しろ。それはおそらく間違っている。」
という教えだけを頼りに、孤独に株式投資から撤退したいと思います。
もちろん永遠に株式投資から撤退するわけではありません。
もしかしたら1週間後に戻ってきているかもしれません。