ニッセイの岡田 准一が出てるCMが最近よく流れますが、あのCMの訴えたいことが私にはよく分かりません。
20代~50代の自分が出てきていろいろ話をするのですが、最後に50代の岡田 准一が
「ちゃんと20代のうちに保険に入っておかないと困るのは自分たちだぞ」
と言っていますが、どう見ても困っているようには見えません。

まず、50代の自分が特に大病にかかった様子もなく現役で仕事を続けているというのがCMで判明してしまいます。
つまり、最低でも50代になるまでは生命保険に入る必要はないという事をこのCMでは示唆しています。
また、健康そうに仕事を続けているので、医療保険やがん保険も不要でしょう。
となると、一体何が困っているのかという話ですが、貯蓄の額が少なくて困っているのでしょうか?

しかし、50代の自分を見ると着ているスーツも高級そうですし、経済状態は特に困っている様子もありません。

ということで、このCMでは
「元気に年を重ねた岡田 准一には保険は不要」

というメッセージしか読み取れません。

また、50代の岡田 准一の発する
「気にせず仕事がんばれ」
というセリフから、
「仕事をがんばっていれば特に不自由なく過ごせる」
というメッセージが読み取れます。

どう解釈しても
「保険に入っておかないと困る」
という保険会社のCMが持つべきメッセージが読み取れないのです。

どういう意図で日本生命保険相互会社があのCMを作ったのか、分かる人は私に教えてください。

CMはこちらのリンク から見れます。

下記のAmazonリンクで
「保険の営業が自社の保険に入らない これだけの理由」
とありますが、
「構成員契約規制」という問題があり、法的に自社や関連会社の保険に入れない場合もあるので、
「保険の営業員は自社の保険商品がクソなのを分かっていて、それを顧客に売りつけようとしている」
という図式は必ずしも当てはまりません。


生命保険の罠 保険の営業が自社の保険に入らない、これだけの理由 (講談社プラスアルファ文庫)/講談社
¥680
Amazon.co.jp



生命保険のウラ側 (朝日新書)/朝日新聞出版
¥819
Amazon.co.jp