昨日に引き続いて、自分が今注目している銘柄の事を書きます。

自分が今注目している銘柄に「トリドール(証券コード3397)」があります。
しかし、昨日挙げた「ミライアル」は、買い銘柄として注目しているのに対し、「トリドール」は空売り銘柄として注目しています。
皆さんはトリドールという会社の名前はあまりなじみがないかもしれませんが、「丸亀製麺」と言えば聞いたことがあると思います。
トリドールは丸亀製麺のチェーン展開をしている会社です。他にも居酒屋やラーメン屋チェーンを展開していますが、売り上げのほとんどは丸亀製麺です。

さて、丸亀製麺は積極的に新規出店を行っており、急成長を続けています。
どれぐらい成長を続けているのかについては、こちら をご覧ください。

こんな伸び盛りの企業を、買いではなく売りの対象とする事は非常に危険であると認識しています。
しかし、終わりなき成長というものは存在しません。
丸亀製麺の出店数や売上も、必ず頭打ちになる時が来ます。
そして、うどんという食材は勉強すれば案外簡単に作れるものであるらしく、
その証拠と言えるかどうかは分かりませんが、現在セルフうどんチェーンは金毘羅製麺や讃岐製麺など、丸亀製麺の模倣店が乱立し、シェアを奪い合っています。
この劇的な競争環境の中で、トリドールは、自己資金ではなく借入による新規出店を行っています。
つまり、チェーンの新規出店→売り上げ増加という拡大路線が息詰まると借金返済がままならない状況のすこし危なっかしい経営を行っているわけです。
もし、事業拡大が思うようにいかない場合に業績は支払利息や地代、人件費等で急激に悪化するであろうと思われます。
ですので、丸亀製麺の出店数や売上を細かくチェックし、頭打ちとなったところで売りを仕掛けることを考えています。

ちなみに今のところ信用取引口座は開いていないですし、その上信用取引の資金もそれほどないので上の話は絵に描いた餅です。
しかし、空売りを仕掛ける目線で企業を見るのも面白い事だと感じています。
ちなみに、出店数がとまったチェーン企業の株を売るというアイデアは 自分が読んだ投資本 基本編 に挙げた
「ピーター・リンチの株で勝つ」から得ているアイデアです。

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余談ですが、自分は2010年の冬に事故にあい、入院をしていたのですが、隣のベッドに香川県でも有名なうどん店の店主が、同じく事故で入院してきました。
ある時隣のベッドで、うどん店の店主が携帯電話で何やら話をしていたのですが、その話の内容が
「丸亀製麺が香川に出店する」という話でした。
話の内容を要約すると
「拡大路線は地獄を見る」
「うどんは作り方を覚えたら、利口なやつは独立する」
「よって、最後に会社に残るのはバカばかりになる」
というような話でした。
また、うどん自体は単価が安く、デフレである今の経済環境にマッチしているとも話していました。


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