インデックス投資家からの脱却 (アンチインデックス)

インデックス投資を嫌うブログ主による駄ブログです。

2019年02月

高齢化、人口減少、社会保障費の増大、人手不足などの日本が抱える問題について政策提言をしている本。
主張の大半にはエビデンスとなる経済学等の論文があり、主張の説得力は高い。
主張の大筋は東洋経済の著者の連載を見れば大体同じことが書いてあると思う。

・社会保障制度の存続のためには税収の確保が必要
・税収増には"増税"と"徴税対象の所得増加"があるが、"所得増加"を目指すべき
との主張。
そのために最低賃金を上げよという主張がこの本の中で大きい。
他の「日本は輸出大国ではない。輸出を増やせ」「日本の大人、特に経営者に教育を施せ」などの主張もかなり重要ですが。
ちなみに最近話題になっている移民政策には明確に反対の意見を述べています。
ジム・ロジャースとは反対の立場ですね。

ちなみに
・最低賃金が上がれば失業率が上がるのではないか
という、古典的な労働市場モデルによる反論には
「労働市場はかなり非効率であり、そのようなことは無い」と反論しています(エビデンスあり)

私は日本の将来には悲観的な見方をしている立場ですが、この本の政策をきちんと実行できれば特に日本の将来を悲観する必要は無いなと思いました、
ただ、国会運営や今まで行われた政策を見ると絶望的になりますが、、、



様々なエビデンス(信頼性の高い論文)を基に、
「勉強のやる気をご褒美で釣って良いか」
「どのような指導が効果的か」
「子供を褒めて伸ばすという方法は正しいか」
「教員にどのような政策を行えば、教員の能力や指導効果が上がるか」
という教育に関する問いに一定レベルの回答を示した本。

お子さんをお持ちの方にはお勧めしたい。
中身は読んでもらうとして、私が印象に残った結論は次の2点

・テストの点数などのアウトプットではなく、勉強時間や読書量などのインプットに褒美を与えるのが良い
・悪友からの影響(親からの影響より強い場合がある)を避けるには引っ越しが効果的

という事。

また、政策提言として「学力テストなどのデータを公表すべし」としています。
これはなぜかというと、特に英語でデータを公表すると、世界中の経済学者や教育学者が勝手に分析して論文を発表してくれるので、
政策効果の検証をするために政府や自治体がわざわざ分析者を雇わなくて済むということ。
これは確かになぁ、と感心しました。

ただ、学力テストなどのデータを公表すると
「あそこの地区の校長は指導力がないから平均点が低い」
などの風評被害が発生する可能性があるのでそこは考慮しないとダメだなと思いました。
学力テストの平均点などの素点でその学校の指導力を比較するというのは愚かなことだ、ということもこの本で述べられています。

こんなツイートが回ってきて、ちょっとだけバズっていたので引用RTした。
https://twitter.com/satton0723/status/1096311556097241089?s=09

すると金融商品を販売している現場の人間のレベルはどういうレベルなのかというのを知りたい人が多いようなのでこの記事を書いた。


記憶にある限り書いていきます。
銀行の新入社員研修では以下の様な事を教わります。

・銀行ってそもそも何をしているのか
→預金、融資、為替が3大業務であることを教わる。ここで融資業務を行ってることすら知らない新入行員が居ることが判明する

・利息について、単利と複利の違い
→単利と複利の違いを知らない新入行員が普通に居る。

・投資信託などの商品の概要について
→日経平均株価やTOPIXの意味がわかってない奴が大半、というか八割超えてると思う。

・小切手、手形について
→もちろん知らない。入社前にナニワ金融道を読んだ経験のある人間は概要が分かっていると思うが、その割合は5%居ないと思う。

・証券外務員試験について
→入社前に取るように言われているので、取っている人間がまあまあ居る。
ただし、一夜漬けで資格だけ取得し、中身を覚えてない人間も居る。

上記のような基礎知識を最低限植え付けられた上、OJTと称して多忙な現場に放り込まれる事になります。
現場に放り込まれてからは事務手続きの煩雑さなどに忙殺され、業務中にきちんと勉強できる機会は無く2年間過ごすとかザラ。
だから、入社3年目の人間でもヤバイレベルで金融に関するメタ知識のない人間がかなりの数存在する。
しかも入社する人間は私文とかが多数であるため、勉強するという習慣が抜け落ちている人が多い。
なので継続的にちょっと勉強すると、資格という軸だけでは容易に上位10%ぐらいに行ける。

これが中堅第一地銀の実態。

第一地銀でこれであるから、地方の郵便局や信金、農協、第二地銀は更に従業員のレベルが下がると思って良い。

こういう人間たちが金融商品をご老人に売っているのである。


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