インデックス投資家からの脱却 (アンチインデックス)

インデックス投資を嫌うブログ主による駄ブログです。

2018年01月

タイトルに書いた本はコインチェックの社長が書いた本です。
Kindleで買って2章まで読み進めましたが、ポジトークというかビットコインの有用性ばかり取り上げており、また誘導的な記述も見られ特に読む意味はないと思いました。

例えば
「誰かが一元的に管理するのではなく、メンバー相互の承認によって運用されているのできわめて民主的な通貨ともいえる」
という記述ですが、
例えば今の中央銀行の発行した通貨でも、決済に関しては取引の当事者同士が承認しあっていますし、特に基軸通貨のドルは世界中で信任されているわけですから、十分に民主的といえると思います。
また既存通貨は各種金融機関が各種方法で信用創造を行っており、その供給量は中央銀行や中央政府が厳密に一元管理しているとは言い難い状況ですから、現行の通貨も「誰かが一元的に管理している」とは簡単に言えない状況にあると思います。
仮に仮想通貨が既存の通貨に比べて民主的であったとして、「民主的」という要素が「決済」、「為替」、「価値保存」という通貨の機能にどれだけ利便性や経済合理性を与えるのかという視点が欠けています。
売りにしている海外送金にしてもTransferWiseという新サービスが誕生しており、特に仮想通貨の優位性が優れているとは思えません。
仮想通貨はマイニングと承認にめちゃくちゃマシンパワーと電力食いますから、むしろ通貨なんか一元管理したほうが絶対にエネルギーという観点から便利です。

私の考えは
・決済→Paypalとかクレカが十分便利で手数料も安い。仮想通貨の出る幕無し。
・為替→確かに現状仮想通貨の優位性は多少あるが、今後銀行間のネットワーク整備やGoogleのプラットフォームを用いるなどして仮想通貨なんかより省電力で便利なサービスが出てくる。
・価値保存→究極的に価値保存できるのは農地ぐらいだろ。通貨による価値保存は甘え。

ということで、仮想通貨は私にとって価値はあまりないように見えます。為替のプラットフォームとして現在使われている仮想通貨の技術が使われる可能性はあるとは思いますが、その技術と現在発行されている仮想通貨の価値とは別で考えないといけないと思います。


昨年の年始に四季報でピックアップした銘柄を書いた記事があるので、その答え合わせ(パフォーマンス計算)です。
すべて記事執筆時点の2017/1/6の終値と2017/12/29の終値を比べたものです。
当たり前ですが株式分割は考慮しています。


1401 エムビーエス
400 →  815 (+103.75%)

2146 UTグループ
989 → 3275(+231.14%)

2195 アミタホールディングス
580 → 2445(+321.55%)

2349 エヌアイディ
3815 → 3600(-5.63%)

2436 共同ピーアール
760→ 1467(+93.02%)

2722 アイケイ
514→ 4280(+732.68%)

3137 ファンデリー
1151→ 1675(+45.53%)

3172 ティーライフ
1412→ 1369(-3.04%)

すべての銘柄に同等の金額を投資したと仮定した場合の平均リターンは
約 +189%
なお、リターンの計算において配当は未考慮です。

昨年は自分の銘柄信じてればよかっただけでした。
ちなみに昨年は田淵電機やら東芝やらわけのわからん事ばかりして資金が減りました。
今年はそうならないようにしたいと思います。
株式投資に向かってのメンタルも安定してきたように思います。多分。

ペラペラめくっただけなのであまり深堀していないのですが、
3054 ハイパー
3143 オーウィル
3173 大阪工機
3515 フジコー
4834 キャリアバンク
が目につきました。
いずれも時価総額低く流動性もそれほど無いので、買うとしてもゆっくりになりそうです。買うとは決めていません。
3054は優待新設後のバカ上げのしこりがあるのが気になりますが、優待新設の目的が東証2部や1部を目指していると考えればまだ買える水準かなと思ったり。
3143も東証1部を目指しているように思います。
自己資本比率が低いのが気になりますが、流動比率や長期固定適合率はあまり問題がないレベル(多分)なので多分大丈夫でしょう。卸売業特有の財務状態だと思います。(多分の連発)
3515はあまり株主を増やしたくないような資本政策や配当政策に見えます。何のために上場してるんだか、、、、
分売でもすれば面白いのですが。

1000番台はあまり好きじゃないので2000番台から適当に

2003 日東富士製粉
2137 光ハイツ。ヴェラス
2185 シイエム・シイ
2300 きょくとう
2349 エヌアイディ

2349はヨコヨコですが、どっかで噴くかなと思いながら2年程度が過ぎました。

この正月休みで時間が取れたらまた適当に書きたいと思います。
上記銘柄で買いたいのは増配傾向にある
2003
2185
2349
ですかね。
ま、地合いが悪くなったらどんな銘柄も期待できませんが、と言いながらキャッシュポジ高めては機会利益を逸失し続けているわけです。


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