タイトルに書いた本はコインチェックの社長が書いた本です。
Kindleで買って2章まで読み進めましたが、ポジトークというかビットコインの有用性ばかり取り上げており、また誘導的な記述も見られ特に読む意味はないと思いました。
例えば
「誰かが一元的に管理するのではなく、メンバー相互の承認によって運用されているのできわめて民主的な通貨ともいえる」
という記述ですが、
例えば今の中央銀行の発行した通貨でも、決済に関しては取引の当事者同士が承認しあっていますし、特に基軸通貨のドルは世界中で信任されているわけですから、十分に民主的といえると思います。
また既存通貨は各種金融機関が各種方法で信用創造を行っており、その供給量は中央銀行や中央政府が厳密に一元管理しているとは言い難い状況ですから、現行の通貨も「誰かが一元的に管理している」とは簡単に言えない状況にあると思います。
仮に仮想通貨が既存の通貨に比べて民主的であったとして、「民主的」という要素が「決済」、「為替」、「価値保存」という通貨の機能にどれだけ利便性や経済合理性を与えるのかという視点が欠けています。
売りにしている海外送金にしてもTransferWiseという新サービスが誕生しており、特に仮想通貨の優位性が優れているとは思えません。
仮想通貨はマイニングと承認にめちゃくちゃマシンパワーと電力食いますから、むしろ通貨なんか一元管理したほうが絶対にエネルギーという観点から便利です。
私の考えは
・決済→Paypalとかクレカが十分便利で手数料も安い。仮想通貨の出る幕無し。
・為替→確かに現状仮想通貨の優位性は多少あるが、今後銀行間のネットワーク整備やGoogleのプラットフォームを用いるなどして仮想通貨なんかより省電力で便利なサービスが出てくる。
・価値保存→究極的に価値保存できるのは農地ぐらいだろ。通貨による価値保存は甘え。
ということで、仮想通貨は私にとって価値はあまりないように見えます。為替のプラットフォームとして現在使われている仮想通貨の技術が使われる可能性はあるとは思いますが、その技術と現在発行されている仮想通貨の価値とは別で考えないといけないと思います。
Kindleで買って2章まで読み進めましたが、ポジトークというかビットコインの有用性ばかり取り上げており、また誘導的な記述も見られ特に読む意味はないと思いました。
例えば
「誰かが一元的に管理するのではなく、メンバー相互の承認によって運用されているのできわめて民主的な通貨ともいえる」
という記述ですが、
例えば今の中央銀行の発行した通貨でも、決済に関しては取引の当事者同士が承認しあっていますし、特に基軸通貨のドルは世界中で信任されているわけですから、十分に民主的といえると思います。
また既存通貨は各種金融機関が各種方法で信用創造を行っており、その供給量は中央銀行や中央政府が厳密に一元管理しているとは言い難い状況ですから、現行の通貨も「誰かが一元的に管理している」とは簡単に言えない状況にあると思います。
仮に仮想通貨が既存の通貨に比べて民主的であったとして、「民主的」という要素が「決済」、「為替」、「価値保存」という通貨の機能にどれだけ利便性や経済合理性を与えるのかという視点が欠けています。
売りにしている海外送金にしてもTransferWiseという新サービスが誕生しており、特に仮想通貨の優位性が優れているとは思えません。
仮想通貨はマイニングと承認にめちゃくちゃマシンパワーと電力食いますから、むしろ通貨なんか一元管理したほうが絶対にエネルギーという観点から便利です。
私の考えは
・決済→Paypalとかクレカが十分便利で手数料も安い。仮想通貨の出る幕無し。
・為替→確かに現状仮想通貨の優位性は多少あるが、今後銀行間のネットワーク整備やGoogleのプラットフォームを用いるなどして仮想通貨なんかより省電力で便利なサービスが出てくる。
・価値保存→究極的に価値保存できるのは農地ぐらいだろ。通貨による価値保存は甘え。
ということで、仮想通貨は私にとって価値はあまりないように見えます。為替のプラットフォームとして現在使われている仮想通貨の技術が使われる可能性はあるとは思いますが、その技術と現在発行されている仮想通貨の価値とは別で考えないといけないと思います。