人工知能について、「人間の仕事を置き換える」だのなんだのうんこみたいな経済誌の煽りがすごいので学んでみようと思って入門書っぽい本を買って読みました(記事末尾のリンクの本)。んで、読んでみての感想
良い点
・人工知能開発・研究の歴史と現状についてざっと書いてあり、教養としてはOK
・一応参考文献の明示あり

物足りなかった点
・数学的記述などはなく、人工知能について「学べる」のではなく「なんとなく分かった気になる」だけ

本の帯には「AIはビジネスマンの最強の教養である」と書いてあり、教養本の域を出ないなぁという感じでした。
Amazonでレビューするなら私は星3つです。


人工知能とか機械学習について「学ぶ」のであればもうちょっと専門的な本を読むべきだと思いました。
いろいろググったら、人工知能とか機械学習の理論を理解するには
・線型代数
・確率・統計
・微分・積分
の知識が必要とのこと。

どのレベルの知識が必要になるのかは分かりませんが、
私の個人的な今までの経験として「概要を理解できるレベル」の知識としては
線型代数:行列の演算と逆行列、直交とは何か、固有値と固有ベクトルとは何か
確率・統計:回帰と相関、ベイズ、検定と推定、ロジスティック回帰モデル、主成分分析の基礎(これは線型代数とも関わってくる)
微分・積分:導関数の意味、原始関数の意味、微分方程式の基礎
ぐらいが分かっていればある程度大丈夫だと思います。
足りないところは付けたしで勉強すれば良いだけです。

私は業務で上記の知識を使わなくなって久しいので、かなり忘れています。