インデックス投資家からの脱却 (アンチインデックス)

インデックス投資を嫌うブログ主による駄ブログです。

2015年09月

サンセイ・ランディックからの株主優待が届きました。
IMG_20150929_213423

サンセイ・ランディックは権利関係が特殊な不動産である「底地」を専門に取り扱っている不動産会社です。
ビジネスモデルがユニークで、かつ財務も業績も悪くないので以前は持っていました。
今は手放していますが、、、、

優待品はなぜかアキモトの保存用缶詰パン3個(1000円程度)。
その缶にサンセイ・ランディックのキャラクターである底地くんがプリントされています。(上の写真の上から順に3つの缶)
ちなみに私は結婚とともに今の住居に引っ越して来て、すぐに防災用品を買い集めてきました。
自分でもアキモトの缶詰パンを買っております。(上の写真の一番下)
2つほど食べたことがありますが、なかなか美味しかったです。
家族を持った今、このような優待品はありがたいので、またサンセイ・ランディックの株を買おうと思いました。

不動産株と言うと、業績は景気に左右されて値動きが激しい業種という印象を持っていますが、サンセイ・ランディックは底地専門という特殊性から業績は安定しています。
安定して年に10%程度の成長を続けており、利益率も高いです。
参考までに各種指標を列挙してみると

PER:11.16倍(予想値)
PBR:1.44倍(実績)
ROE:13.7%(実績)
ROA:7.1%(実績)
自己資本比率:50.9%
なかなかです。
また、政府が空き家対策に乗り出しており、これからは権利関係の特殊な不動産の売買が活発になる事が予想されます。
もちろん権利関係が特殊な不動産や空き家等に関する法律等が整備されると、サンセイ・ランディック以外の企業も底地の売買に手を出してくるかもしれません。
しかし、底地をはじめとした権利関係が特殊な不動産を売買するマニュアルやノウハウは今のところサンセイ・ランディックが優位性を持っていますし、そのようなノウハウが簡単に他の企業に流出するとは思えません。
と言うわけで、サンセイ・ランディックはこれからも伸びると思ってます。
時価総額もまだ80億円程度で規模という観点から見ても伸び代は十分にあると思います。

それにしてもたかが1000円程度の優待でここまで個別銘柄の事が気になるとは、株主優待は侮れません。
ちなみに私は株主平等の原則に照らし合わせて、株主優待には否定的な考えを持っています。
もちろん貰えるものは貰いますが。


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年初来自分資産:+56.684%

安倍首相の「新三本の矢」に思う事は以下の通りです。



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毎度のこれ
年初来自分資産:+54.918%
順調に減らしていっています。
ゴミロケことシステム・ロケーションが奮いません。
10年ぐらいの時間はかかりそうですが、中国をはじめとした新興国で中古車市場が伸びると思うのでシステム・ロケーションは成長すると思っています。
これからは2008年~2010年に行った我慢の投資を行おうと考えています。
中国人の今の消費スタイルは
「他者から見られて自分の持ち物がどう思われるか」という見栄やメンツを重視した消費スタイルだそうです。
特に上海ではその意識が強いとのこと。
象徴的なのはスマホ。
新型iPhoneを持っているとその人の評価まで変わるのだそう。
だから中国人は最新のiPhoneを手に入れるために定価を上回る金を出すこともあるのだとか。
ちなみにHuaweiなんか使ってたら馬鹿にされるのだそうです(笑
私はSIMフリーの「Huawei SIMフリー Ascend P7」を使っているので、馬鹿にされます(笑

しかし、成長する中国で「金持ちになろう」と意気込んでいる人の中には経済合理性を重視した消費スタイルを取り入れている人が少しずつ増えているのだそう。
経済合理性を考えると中古車市場は伸びる可能性が高いと思います。
高度成長期~バブルまでの日本だって、見栄を大事にし経済合理性を欠いた消費スタイルがまかり通っていましたが、今ではそんなことはありません。
これは日本経済が成熟したことの証左だと考えています。(良くも悪くも)
これから新興国経済が成熟に向かうと考えると、中国や新興国の中古車市場の伸びに賭けるのは有利な賭けだと考えます。(ポジショントーク)







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メイン口座のカブドットコム証券がシステムメンテナンスで残高確認ができないため、週末パフォーマンスの更新は明日行こうになります。
暇なので適当につぶやきをまとめてみました。
アカウント名の「ゴミロケ」とは2480 システム・ロケーションのことです。








この本の翻訳版を読みたいので、だれか翻訳してください。1600円ぐらいで出版してくれたら買います。
マルキール教授に喧嘩売ってるタイトルの本です
A Non-Random Walk Down Wall Street


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久しぶりの投資本のレビューです。
投資本と言えば、バリュー投資、成長株投資等の投資法について述べている本が多数なのですが、
市場が不安定な今こそ
「市場とはどういう性質を持っているのか?」
という根本的な問いに答えを出してくれそうな本を読もうと思い、「市場は物理法則で動く―経済学は物理学によってどう生まれ変わるのか?」を読みました。

全体的な論調としては
・均衡
・合理的経済人
という2つを前提として置いている古典経済学派を実証的かつ論理的に論破している本です。
私も上記前提はかなり無理があり、経済学という学問の根本的信頼性を揺るがしていると考えていましたが、この本ではそこのところがきっちり攻撃されていて痛快でした。


また、従来の金融工学に対しても痛烈です。私なりに著者の主張を要約すると以下の通りです。
「難しそうな数学使ってるけど、結局は正規分布と合理的選択を行う1個人しか前提に置いてない一つのモデルしか構築できてない。現実では全く役に立たない」
これはその通りだと思います。
著者はこれ以外にも、効率的市場仮説、従来のGDP予測モデルにも批判を行っています。

もちろん批判ばかりではなく、タイトルにある通り物理学の考え方を用いた実証研究、シミュレーション結果も豊富に示されています。
「均衡」という概念に対して「動的モデル」を、「合理的経済人」という概念に対しては、「状況に応じて対応を変化させる人間」を示してシミュレーションを行っています。
これらが非常に示唆に富んでいます。
私なりにこの本で役立ったと思った実証研究結果、シミュレーション結果は以下の通り

・市場参加者が増え、市場参加者の取る戦略が似通ってくると見た目のボラティリティは小さくなるが、市場の不安定性は増す
・市場は弱い予測可能性を持ったフェーズと、まったく予測不能なフェーズに大別される
・金融ネットワークが発達すると、金融システムは脆弱になる(政策提言を行っている経済学者とは真逆の結果)

私のブログ記事だけでは理解しにくいと思いますので、市場への理解を深めたいと思っている方はぜひ本書を読んでいただきたいと思います。
マイナーな出版社から出ている本なので高いのが不満点の一つですが、実用書ならこんなもんでしょう。








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