インデックス投資家からの脱却 (アンチインデックス)

インデックス投資を嫌うブログ主による駄ブログです。

2013年09月

バートン・マルキールは標準偏差と標準誤差の区別もついていない大馬鹿者

「長期投資でリスクは低減するか」という問題はもう散々語りつくされた感があります。
ブログや投資雑誌、投資ウェブサイトの記事等はそれなりのデータや理論を駆使してこの議題について述べていて、見ていてなかなか面白いものがあります。
しかし、いろいろな記事を見ていてもマルキールやエリスの根本的な間違いに気付いていない人がほとんどだと思われます。

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では、マルキールやエリスのどこが間違いなのかというと、
統計学の基本である、「標準偏差と標準誤差の違い」
がどうも分かっていないようなのです。
マルキールやエリスの著書には下のような図が示され、「長期投資ほど平均収益率の標準偏差(リスク)は小さくなる」
と述べられています。
しかしこれは、「平均収益率(平均値)」を統計処理して得られた分散の2乗根です。(分散の正の2乗根を統計学では一般的に標準偏差といいます)

ここからが重要な話になります。
統計学においては、平均値を統計処理して得られた分散の2乗根を取った値は、「標準誤差」といいます。
これは「リスク」として定義されている「標準偏差」とは全く違った統計量です。

以下は「標準誤差」に関する説明の一部をWikipediaから引用したものです。
「標準誤差で重要なのは、標準誤差は抽出する標本数の平方根に反比例するという点である。つまり、例えば標本数を4倍にすると標準誤差を半分にできる。」



073ca987.gif


要するに、標準誤差の持つ数学的性質によって、標本数(上記資産運用グラフでは運用の年数)が大きくなるにつれ、標準誤差の値は小さくなっていくのです。
つまり、上記のような図は数学的に当たり前の事柄である
「標本数が増えると平均収益率(平均値)のリスク(標準誤差)は小さくなる」
という事を示しているのに過ぎないのです。

さて、マルキールや、エリスは
「リスクとは標準偏差である」(文1)
と定義したうえで
「長期投資はリスクが小さい」(文2)
という結論を導き出しています。
しかし、文1ではリスクとは標準偏差を用いるとしているにも関わらず、
文2ではリスクとして標準誤差を用いているのです。
統計を習い始めた大学1年生ならともかくとして、統計学を専門的に学習したであろう教授2人が
標準偏差と標準誤差をごっちゃにして、同じ間違いを犯しているのです。
しかも、長期投資によって手数料を得られる投資信託業界に都合の良いように間違えているのです。
これははっきり言って詐欺的行為と言っても過言ではないと思います。


追伸
この記事を理解できる統計学の素養がある人は個人投資家の何%いるのか疑問です。(私の記事の書き方が不親切なのも理解を妨げる一因ですが)
標準偏差と標準誤差の違いが分からない人は「統計のウソ」に騙されやすい人たちであると言えます。
そんな人たちはやはり個別株投資ではなく、何も考えずに済むインデックス投資をするべきなのかもしれません。

ニッセイのCMの代替案でも

先ほどの記事でニッセイのCMを批判したような形になってしまいました。
批判だけではただのクソ野郎なので、代替案を出したいと思います。

代替案
岡田准一の出るCMは下記のような3つのシリーズCMにすべきである

シリーズ1
今日は20代~50代の自分が集まるはずだったが、20代の自分しか集まらなかった編

30代までに自分は死んでおり、30代~50代の自分は来られなかったという設定
演出として、あの世から30代の自分と霊界電話で会話。
30代で死んでしまうとこんなに困る事があるというエピソードを聞かされる20代の自分。
それを散々聞かされた後にニッセイの営業が登場!
30代で死亡した場合に対応できる保険プランはこれだけあります!
それが「みらいのカタチ」
と商品の紹介で終わり。

シリーズ2
40代の自分が死んでいた編

集まったのは20代と30代の自分。自分は40代で死んでいる設定。

同じく霊界電話で40代の自分と会話。
住宅ローンも抱え、子どもが高校~大学進学というお金がかかる時に死んでしまって家計が逼迫していることを悲壮感を漂わせて説明。
住宅ローンは団体信用生命保険で賄えたが、子供の教育費と家族の生活費の工面に困っているという設定。

ここでニッセイの営業が登場!
40代で死亡し、お子さんの学費やらで困るような場合に対応できる保険プランはこれだけあります!
それが「みらいのカタチ」
と商品の紹介で終わり。

シリーズ3
誰も死んでない編

集まったのは20代~50代の自分。
仕事はまあまあ順調だが、計画的に貯蓄していなかったため、50代の自分は老後資金で悩んでいるという設定。
30代で買った戸建住宅もガタが出はじめていたり、子供の結婚費用などの出費も重なる予定であることを50代の自分が説明。

ここでニッセイの営業が登場!
「みらいのカタチ」では計画的な資産形成が可能です!
と商品の紹介で終わり。

我ながらつまらなそうなCMだなぁ。


ニッセイの岡田准一が出てるCMの意味が分からない

ニッセイの岡田 准一が出てるCMが最近よく流れますが、あのCMの訴えたいことが私にはよく分かりません。
20代~50代の自分が出てきていろいろ話をするのですが、最後に50代の岡田 准一が
「ちゃんと20代のうちに保険に入っておかないと困るのは自分たちだぞ」
と言っていますが、どう見ても困っているようには見えません。

まず、50代の自分が特に大病にかかった様子もなく現役で仕事を続けているというのがCMで判明してしまいます。
つまり、最低でも50代になるまでは生命保険に入る必要はないという事をこのCMでは示唆しています。
また、健康そうに仕事を続けているので、医療保険やがん保険も不要でしょう。
となると、一体何が困っているのかという話ですが、貯蓄の額が少なくて困っているのでしょうか?

しかし、50代の自分を見ると着ているスーツも高級そうですし、経済状態は特に困っている様子もありません。

ということで、このCMでは
「元気に年を重ねた岡田 准一には保険は不要」

というメッセージしか読み取れません。

また、50代の岡田 准一の発する
「気にせず仕事がんばれ」
というセリフから、
「仕事をがんばっていれば特に不自由なく過ごせる」
というメッセージが読み取れます。

どう解釈しても
「保険に入っておかないと困る」
という保険会社のCMが持つべきメッセージが読み取れないのです。

どういう意図で日本生命保険相互会社があのCMを作ったのか、分かる人は私に教えてください。

CMはこちらのリンク から見れます。

下記のAmazonリンクで
「保険の営業が自社の保険に入らない これだけの理由」
とありますが、
「構成員契約規制」という問題があり、法的に自社や関連会社の保険に入れない場合もあるので、
「保険の営業員は自社の保険商品がクソなのを分かっていて、それを顧客に売りつけようとしている」
という図式は必ずしも当てはまりません。


生命保険の罠 保険の営業が自社の保険に入らない、これだけの理由 (講談社プラスアルファ文庫)/講談社
¥680
Amazon.co.jp



生命保険のウラ側 (朝日新書)/朝日新聞出版
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ULTEGRA 6800 のレビュー(とギアの話)

先月、手持ちのCAAD4ロードのコンポとホイールを全てULTEGRA 6800にアップグレードしました。
何回か走りに行って感覚がつかめてきたので、自己満足のレビュー記事を書きたいと思います。

アップグレード前の主なスペックは
ULTEGRA 6503 52-42-30
リアスプロケット 12-23 9s
ホイール
フロント Ambrosio Balance+SORA
リア Mavic Open Pro + 6500 ULTEGRA
です。

アップグレード後は
ULTEGRA 6800 46-36(シクロクロス仕様)
リアスプロケット 12-28 11s (ここだけDura-Ace)
ホイール
フロント リア 共にWH-6800
です。

大きな違いを感じる事が出来たのはリアスプロケットの11速化です。
9速の時は、今どこのギアに入れているのか頭の中で全て分かっていました。
例えば「今は42×17だな」とか自動で頭の中で認識出来ていました。

しかし、リア11速化にしてリアのスプロケットが急に多くなったため、頭の中でギアが把握できなくなりました。
最初はそれに違和感を感じたのですが、リア11速あると、そもそもそんな事は把握しなくていいのだと言う事に気付きました。
9速の時は、トップ側に何枚のギアが残っているか、ロー側に何枚のギアが残っているか把握しておかないと
上り坂で苦しくなった時に困る時があったのです。
しかし、リア11速だと、必要なギアは全て揃っているので、ギアが足りるとか足りないとかを考える事無く、気兼ねなくギアチェンジしていけます。
これは11速化の大きな利点だと思います。

また、フロントの変則はとても速くなっています。
以前使っていたギアの
42→52と現状使っているギアの36→46とではフロントの変則は同じ10Tの差のギアチェンジとなります。
6800アルテグラはこの10T間の変速性能が向上していると感じました。
遊びが全くない感じで変速してくれます。

次にホイールですが、私が以前使っていたホイールは、かなりガタがきていて比べるのもおこがましい感じです。
まず、最初に思ったのは
「踏み出し軽い」
です。
そして、上りも圧倒的に軽い
ULTEGRAでこんなに軽く感じるなら、Dura-Aceやカンパの高級ホイールってどんだけ軽いんだと思いました。
そして、直進安定性や低速での安定性も向上しました。
ただ、これは以前使っていたホイールは縦振れ、横触れ、ホイールセンターのずれがあったので、それが改善された結果だと思います。
ホイールはチューブレス対応ですが、チューブレスを試す予定は特にありません。

全体としてはとても満足しています。
さすがに10年以上前のコンポとは一味違うなという感じです。(10年前のコンポにガタがきていたとしても)

最後にギアの話をしたいと思います。
私が選択したフロント46-36とリア12-28に対して
「お前そんなんで下りのギア足りるの?」
という疑問を持つ方もいるかも知れませんが
答えは「現状足りる」です。
鈴鹿サーキットでのレースや高速コースでのクリテリウムレースをするなら足りないのかもしれませんが、
一般的なホビーサイクリストが走る、日本の普通のコースで足りなくなる事はほとんどないと思います。
46×12のギアでケイデンス120で回せれば時速60km近く行くので、これでギアが足りないという人は次のいずれかです。

・すさまじい剛脚の持ち主(ロードなんかに乗っていないで、競輪選手になる事をおすすめします)
・公道における安全走行の概念がない馬鹿
・ケイデンスが足りない回転力不足

もちろん鈴鹿サーキットなどでのレースで
「下り70kmでアタックしないと逃げ集団からちぎれてしまう」
みたいな場合にはギアが足りません。
しかし、こんなレベルでレースをしている人は日本にほとんどいないでしょう。
というか、このような場合でもコンパクトクランクの50×11もあればギアは足ります。

私見ですが、ロードのノーマルクランクの選択肢はアマチュアレーサーには全く必要ないと思います。

インデックス投資家も個別株投資に興味津々な件(やる勇気がないだけ?)

ブログ村のインデックス投資の注目記事ランキングで
本ブログの「近い内に東証一部に指定替えになりそうな銘柄」 が1位となりました。(9月26日21時現在)
これよりインデックス投資家も個別株に興味津々であることが分かります。

これは一つの仮説ですが、インデックス投資家は、ガチガチのインデックス投資信者ではなく、
「隙あらばインデックス投資以上のリターンを得たい」と考えているのではないでしょうか。
インデックス投資家が本当に効率的市場仮説を信じているのならば、個別銘柄の東証一部指定替えなどに興味を持つはずがないのです。
なぜならば東証一部に指定替えになる可能性を持つ銘柄は、その可能性を考慮されて適正な価格をつけられているはずですから。
しかし、インデックス投資家が東証一部に指定替えされる可能性のある個別銘柄に興味があるということは
心のどこかでは効率的市場仮説など信じていないと言うことになります。

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なぜインデックス投資家は自分の投資スタンスと矛盾するような事柄である、私の個別銘柄のブログ記事に興味を持つのでしょうか?
おそらくインデックス投資家も「楽して儲けたい」という心理があるのだと思います。
そもそもインデックス投資家が投資を始めた理由は、要するに「儲けたいから」だと思います。
その「儲けたい」という欲求を満たすの一つの答えとして
「実践が簡単」、「理論が分かりやすい」、「実績がある」
の三拍子そろったインデックス投資を自分の資産運用のコアに据えたのだと考えられます。

しかし、これはとても安易で危険な考えだと思います。
楽して儲けられる方法ははっきりいってありません。
経済全体が右肩上がりならば寝ているだけで儲かるかもしれませんが、残念ながら日本は人口減少時代に入り、経済全体が右肩上がりとなる可能性はとても低いと言わざるを得ません。(アベノミクスで数年ぐらいは右肩上がりになる可能性はありますが)

特にインデックスの構成銘柄に選ばれているような大企業が、これ以上成長するとは考えにくい状況です。
トヨタ自動車の売り上げが今後5倍や10倍になると思いますか?
ユニクロの売り上げが今後5倍や10倍になると思いますか?
20年後のアジアの新興国やアフリカで圧倒的なシェアをトヨタやユニクロが持つというシナリオも考えられますが、かなり楽観的で無理があるしょう。

むしろ、新興メーカーにその座を奪われている可能性も考えられます。
そうなるとインデックス投資の結果は目も当てられない悲惨な結果になります。

また、インデックス投資には構造的な欠陥があり、インデックス投資のリターンは単純な市場平均リターンに負ける可能性がとても高いです。
ここで「単純な市場平均リターン」とは市場全体の銘柄を全部均等に買った場合のポートフォリオのリターンを指します。

なぜこういうことが起こるのか、その理由は以下の通りです。
普通、市場のインデックスは時価総額で加重平均されています。
話を単純にすると、トヨタ自動車を多めに買って、私が好むような小型株は少なめに買っているような状態です。
そのような状態が続くと何が起きるかということは、ジョエル・グリーンブラット というファンドマネージャーが詳しく述べています。
以下は引用です。
「時価総額で加重した指数では、ある株の価格が高くなるほど、指数に占めるウエイトが大きくなります。
そのため定義上、時価総額加重した指数は自動的に割高な株を持ちすぎて、割安な株は少なくなりすぎる。」
「時価総額による加重が投資家にどれだけ余分な負担をかけているかを知るには、それらの指数を、同じ銘柄で構成した均等加重の指数と比べればいい。」
「過去40年間のリターンによれば、均等加重の指数は時価総額で加重した指数を年率でおよそ2%上回っています。」

また、時価総額が大きいものをポートフォリオに組み入れるというインデックス投資の本質は、
「みんなが買ってから高くなった株を買っている」
ということに他なりません。
こんな戦略で投資の世界で勝ち組になれるはずは無いと考えます。

以上です。

P.S.本記事の後半は過去のブログ記事 の二番煎じです。
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