インデックス投資家からの脱却 (アンチインデックス)

インデックス投資を嫌うブログ主による駄ブログです。

2013年08月

自転車の教科書のレビューその2です。(その1はこちら

その1では

「自転車は無理に猫背で乗らなくて良い」

という事について書きました。


著者の主張とは少しずれていますが、

プロのロードレーサーや競輪選手ですら猫背乗りをしていない人がいるので、

アマチュアはしんどい猫背で無理に乗る必要がないのだろうという私なりの解釈を書きました。

レビューというより私の主観記事のような気がしますが、、、


今回はその1で予告した通り「バランスを取ること」について書きたいと思います。


著者はバランスについて、

「後ろ足に荷重するな」ということを書いています。

具体的には後ろ足に荷重せず、前足荷重することが肝心で、前足荷重の理想的なペダルの位置は1時の位置であると述べています。

ペダリングの基礎も1時の位置まで踏み込み、後は惰性で回すだけとのことです。

このペダリングを実践してみましたが、このペダリングの仕方は平地でも登りでも楽に足を回せました。

これは目からうろこでした。


また、左右のバランスについてはやまめの宿題として

「左右の両方でケンケン乗りができるようになろう」

と書いています。

ケンケン乗りとは、

片脚をペダルに乗せて、もう一方の脚で地面をけり出して進む」事です。

左足をペダルに乗せて右足で蹴りだすのは誰も出来ると思いますが、右足をペダルに乗せて左足で蹴りだすのはなかなか難しいと思います。(右側にチェーンリングがついている事もその難しさに拍車をかけています)


前後左右のバランスについて、著者の言うとおりにしても十分練習になると思いますが、私のお薦めのトレーニングをあえて書こうと思います。

それは

「スタンディングの練習」です。

スタンディングの練習をやってみると分かると思いますが、荷重するペダルの位置、左右のバランス等の自転車の教科書に書かれているバランスについて必要な要素はほとんど含まれています。

自転車に何年も乗っているのにスタンディングが出来ないという人は多いと思います。(特にローディの人は)

スタンディングの練習は気負わずとも、信号待ちの時や休憩でちょっと自転車を降りるときなど、いつでも出来ます。

やってみると分かりますが、慣れないうちはかなり難しいです。

しかし、スタンディングが少しでもできるようになると今までの自分はなんだったんだと思うぐらい自転車の扱いは上手くなっているはずです。

具体的に言いますと、道路のギャップを乗り越える時の安定感等がスタンディングが出来る人とできない人では格段に違います。

止まる時も安全に止まれるようになると思います。


ただ、バランスが取れるようになったからといって、下りのコーナーでは早く走れるようにはなりません。

スタンディングでのバランス能力と、下りのコーナーでのライン取りの能力やタイヤのグリップを感じ取る能力は全くの別物です。

という事で偉そうに言ってる私の下りは相当遅いです。

スタンディングならそこらのローディには負けないと思います。


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この前三宮で一緒に飲んだ大学の後輩が
「パチンコ辞めて株を始める」
「どの株買うかなんて勘でしょ」
などと言っていたので、
「それは違う、勉強は必要」と言った手前、お勧めの投資本を紹介します。
前にも書きましたが、その改訂版ということで。

本を何冊も挙げたところで読む気を無くすだけなので、今回は2冊挙げます。
アンチインデックスということで、インデックス投資の名著はあえて挙げません。

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「ピーター・リンチの株で勝つ」
プロの投資家の立場から、プロが市場で必ずしも優位に立てないことを述べています。
では、プロに対してアマの投資家はどうするかということが簡潔に述べられています。
銘柄選びに悩んだときに、道しるべになるような事がたくさん書いてあるので、初心者にはお薦めです。
この本に書いている、「株価は長期的には利益の伸びに追従する」という教訓は初心者は必ず心に留めておくべきでしょう。

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投機(投資ではない)哲学を語った本です。
「分散投資」、「投機ではなく投資をしよう」などという、巷にある格言をばっさり切り捨てているので最初に読んだときは衝撃を受けました。
しかし、書いていることは非常に合理的です。
私はこの本を読んで、
巷で言われている「分散投資」や「投機ではなく投資」という言葉が抽象的で非合理的であることに気づくことができました。
また、「株式投資とは要するにギャンブルである」ということも認識できました。
この本に書かれていることを心に留めておくだけで初心者脱出と言っても過言ではないと思います。


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週末恒例の週末パフォーマンスです。
自分資産:+59.9%
1ヶ月前と変わらないですね。

さて、毎週これで終わっていては味気ないので今週はポートフォリオ構成銘柄の1つである
ジオマテック株式会社 を紹介したいと思います。


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会社の主な製品は、スマホ・タブレットやカーナビ向けのタッチパネル向け薄膜です。
薄膜技術はIT製品や家電製品に使われているだけでなく、太陽電池など薄膜が必要とされる製品は広がっています。
どのような最終製品に採用されているのかは、おそらく顧客との契約関係などもあり、ホームページには記載されていませんが、
売り上げの推移は順調に伸びており、さまざまな製品に使用されていることが見て取れます。
売り上げは順調に伸びていて素晴らしいのですが、また素晴らしいのがその利益率の高さです。
売上高営業利益率、売上高経常利益率、売上高当期純利益率はいずれも10%近く、製品の競争力の高さを物語っています。

また財務内容も良好です。
ジオマテックのような上流工程の製造業といえば、新しい技術についていくための設備投資でアップアップという印象がありますが、全くそんなこともありません。
ジオマテックは豊富な現預金(約60億円)を持ち、有利子負債額も小さく(約16億円)、大幅な設備投資が必要になった場合でも自己資金で全て賄えそうです。

上記で述べたとおり、現状はとても良い状態です。
しかし、株式投資では「今後どうなるのか」というのが重要です。
私の根拠無しの感覚ですが、ジオマテックの製品である薄膜の需要が今後急激に落ち込むということは考えにくいともいます。
落ち込むときは、発展途上国の人達のほぼ全員にスマホやタブレットが行き渡った時でしょう。
そんなことは今後数年あり得そうにないので、安心して株式を持っていられます。

またWindows8がタッチパネル対応ということで、PCメーカーはタッチパネル対応のPCを作っていく必要があります。
最終製品であるWindows8搭載のPCが売れようが売れまいが、ジオマテックは関係なく、タッチパネルディスプレイ用薄膜は売れるわけで、ジオマテックには追い風が吹いていると考えています。
 

7月末の年初来パフォーマンスです。


自分資産:+58.4%

一進一退です。


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堂城賢著「自転車の教科書」を読み終わりました。

書いていることは単純です。



著者の主張とは少し違いますが、私なりの理解を書きます。

1:無理に猫背で乗る必要は無い

2:自転車の上でバランスを取ることが大事


1についてですが、伝統的にスポーツ自転車、特にロードレーサーやトラックレーサーに乗る場合は背中を丸めた猫背で乗ること理想とされてきました。

確かに猫背乗りは見た目にも流線型でとても美しい乗り方です。


しかし、著者はその乗り方を否定しています。

真っ向から猫背乗りを否定しているので、結構衝撃を受けますが、自分なりに解釈すると、

「無理に猫背乗りするな」ということだと思いました。

確かに自転車の正しい乗り方は猫背乗りだけであるはずがありません。

野球の打者や投手では、理想とは程遠いとても個性的なフォームで好成績を残している人が多くいます。

また、自転車でも例えば競輪のレースなどを見ると9人がそれぞれ違うフォームで走っていたりします。


プロでもフォームはばらばらなのです。

これを踏まえて、

「無理に猫背を作らなくていい」という事を意識し始めてから、自転車に乗るのがとても楽になりました。

肩や腰の疲労度が軽減されました。


結局は自分の乗りやすいフォームで乗るのが一番だという事に気づけたので、この本を買った意味はあったと思います。


バランスについてはまた後日書こうと思います。




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