インデックス投資家からの脱却 (アンチインデックス)

インデックス投資を嫌うブログ主による駄ブログです。

2013年03月

3月29日に東燃ゼネラル石油からの配当金を郵便局で受け取りました。
その額は17,073円。なかなか嬉しい金額です。
配当金の受け取りは銀行口座振り込みで受け取る方が面倒くさくないですし、平日の営業時間内に郵便局窓口へ行く必要も無くなります。
また、配当金領収書の破損、紛失、盗難の恐れもないので銀行口座で受け取るのが間違いなく合理的です。
しかし、「窓口で現金を受け取る」という行為がなかなか嬉しいもので、非合理的だと分かっていながらも私は配当金の受け取りは「窓口で現金」にこだわろうかと思っています。

さて本題。
株主には嬉しい配当金ですが、株主への還元政策としてはもう一つ自社株買い という政策があります。
どちらも「株主に利益を還元する」という行為なので大きな違いは無いように見えますが、かなり違いがあります。

まず配当金のメリットとデメリットを以下に挙げます。どちらも株主目線です。
メリット
・株主へ現金で還元される
・安定的な配当金の支払いは株価の下支え要因となる

デメリット
・配当金に課税される。そもそも配当原資は企業が稼ぎ出した「税引後」利益であるので、利益に対して2重課税をしていることになる
・配当金をもらったらそれでおしまい。配当金の効果が当期の決算期以降に継続しない。

次に自社株買いのメリットとデメリットです。
メリット
・市場で買い圧力が強まり、株価の上昇が期待できる
・自社株買いを行った後の効果が永続的である
・自社株買いに使われたお金には税金がかからない

デメリット
・現金による還元に比べて、メリットが株主に伝わりづらい(そのため配当を好む株主、特に個人投資家には配当を好む人が多いように思う)
・バランスシートが圧縮され、自己資本比率等が下がる

自社株買いで分かりづらいのは、「効果が永続的」であるという部分だと思います。
これについては簡単な説明がこちらのサイト でされていますので、ご参考になってください。
では、以上のメリットとデメリットを比較して、どちらが株主にとってふさわしいかということになります。

これは株主の立場によって違ってきます。
とりあえず個人投資家にとってはどちらが良いかという事を述べたいと思います。
極端な2例を挙げるので、読み物と思っていただければ結構です。

1:金持ちの場合
配当金だけで生活していけるような個人投資家(要するに金持ち)にとっては、配当金による還元が重要でしょう。
もし、全ての株主還元政策を自社株買いでやられてしまっては、キャッシュフローが激減します。
そうなると、生活資金は資産の切り売りで作っていかなくてはなりません。
売りたくない資産もあるでしょうが、生活のためには売るしかありません。
そうなると不当に安い値段で資産を売らざるを得ない場合も多いでしょう。
よって金持ちにとっては配当金による株主還元政策が重要だと言えるでしょう。
結論:金持ちは資産価値の増大ではなく、キャッシュフローを重視する。
なぜならば、すでに資産価値は増大しているというのがお金持ちの定義であり、お金持ちは資産増大にあまり意味がないからです。
その証拠に大金持ちであるジョン・D・ロックフェラーの言葉に
「私のたった一つの楽しみをご存じですか? それは配当が配達されてくるのを見ることです。」
とあります。


2:一般庶民の場合
金持ちになりたいと願う一般庶民に配当金を支払うと、目先の生活資金に充ててしまい金持ちへの道が遠ざかります。
しかし、企業に自社株買いを行ってもらうと、手元にお金は残りませんが、株価が上昇し投資資産は増加します。
その増加した投資資産を元手に新たな投資を行い、さらに投資を行った先が利益好調、さらに自社株買いをする、という繰り返しで一般庶民はお金持ちになっていけます。
よって一般庶民が企業に臨むべき株主還元政策は自社株買いということになります。
結論:一般庶民はキャッシュフローより、資産価値の増大を重視する。
なぜならば、一般庶民はキャッシュフローは労働で得ることができ、そのキャッシュフローの範囲内で生活していくことを前提としています。
そして資産はあまりないというのが一般庶民の姿だからです。

私は一般庶民なので、もちろん自社株買いを企業に求めています。
ちなみにウォーレン・バフェット氏は金持ちにも関わらず自社株買いを好むようです。
多分ウォーレン・バフェット氏は極度の「株主価値増大マニア」なのではないかと思います。

追伸 本記事では触れませんでしたが、株主優待も嬉しいものです。

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自分: 年初来 +34.826% 月次 +13.625%

ポジション
現物
日精ASB機械 1,600株 平均取得単価 733円 評価損益 +568,000円
ハイレックスコーポレーション 500株 平均取得単価 1,790円 評価損益 +32,500円
ファースト住建 100株 平均取得単価 1,377円 評価損益 +12,700円
東京電力 300株 平均取得単価 223円 評価損益 +9,600円

信用建玉
ファースト住建 買い建玉 400株 平均取得単価 1560円 評価損益 -22400円

以上です。
JR西日本は配当と株主優待の権利を得たのちに売却しました。
売却益は10万円弱でした。

リターンについては、先週先々週 とほとんど変わりませんでした。
日精ASB機械に利益確定売りが出ているようで、なかなか上値を追う展開にはなりませんでした。
また、ハイレックスコーポレーション、ファースト住建にも特に材料はなくふらふら動いたかと思うと大口の売りが出たりと、微妙に安くなっています。
個人的には、ハイレックスコーポレーションとファースト住建は次回、または次々回の決算発表でかなり良い数字を出すと思うので、あまり悲観はしていません。
日精ASBは事業内容が今後発展していくと思うので、長期保有方針です。
東京電力については、かなり時間がかかるかもしれませんが、原発再稼働期待のポジションです。
最悪で-100%のロス、最大で+1000%のリターンというリスクとリターンの非対称性が気に入っています。
ポジションサイズも6万円強と1年間に競輪に使う金額以下なのでストレスにはなりません。
電力株については、四国電力の伊方原発の安全性が一番高いようなので、四国電力株を買うべきだったかもしれません。

現在のところ投資資金のほぼすべてを有価証券に換えているので、追加投資等はほとんど行わない(行えない)と思います。
また、銘柄の入れ替えも特にするつもりはありません。
(というわけでブログネタがねぇよ、、、)

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あまりにブログネタがないので、前回やった資産推移のグラフ化を行ってみました。
ここ数日で日経平均とTOPIXにかなり差をつけました。
このまま順調に行ってくれればいいのですが、日経の夕刊の1面で「バブルの入り口では?」と思う記事を見つけてしまいました。
「ゴルフ会員権 上昇」という見出しで、ゴルフ会員権市場にお金が流入していることを示すデータが載っていました。
もっとも震災前の価格を取り戻したぐらいの値上がりなので、特に気にする必要はないのかもしれません。

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東京電力株について、「投機・ギャンブル」という観点から考察を行ってみました。

東京電力の株価は現在のところ210~220円程度で推移しています。
無配企業ですし、いつ利益を出せるかわからない企業です。
そして、政府の一存によってはJALのように倒産させられる可能性もあるので
今の株価は妥当、もしくはまだ高すぎるかもしれません。
よって、東京電力という企業の実態を評価した場合には東京電力株を買うという選択肢はまずありえません。
原発が停止したことで売り上げが上がっている、石油元売り企業の株を買っていた方が安心でしょう。

しかし、ギャンブルという観点から東京電力株について考察を行うと「買い」という選択肢が出てきます。
その理由をまとめてみます。

1:東京電力に投資した場合、元本以上の損失は発生しない
2:原発再稼働となった場合、株価が少なくとも3倍以上になることが想定される


1については、株式投資の常識です。
2については、原発再稼働後の経営状況にもよりますが、配当の復活等も望めます。配当が復活するとなると、株価は5倍以上になることが想定できます。
こう考えると、最悪で投資元本を失うだけ、最高の場合は投資元本が3~10倍になるという賭けが成立していると考える事が出来ます。
この賭けは次の条件を踏まえることで、とても魅力的なオッズになります。

3:自民党政権は原発再稼働に前向きである
原発再稼働を明言はしていませんが、ニュース を見る限りは自民党政権は再稼働にかなり前向きな姿勢を見せていることが読み取れます。(石破茂の娘も東京電力社員ですし)
しかし、福島原発の事故が収束しておらず事故の賠償も終わっていない中、どういうスキームで原発再稼働させるのかは現状では不明です。

そこで、私が妄想で練り上げた原発再稼働スキームはこうです。

・アベノミクスによる株高、景気回復で有権者の支持を集める。(無制限金融緩和で難なくクリア)
・さらなる景気回復・成長には安価なエネルギー供給源が必要であり、原発の再稼働は必要である旨を宣言(マスコミを使って原発再稼働は必要であるとキャンペーンを行う)
・原発再稼働のためには事故処理と賠償をスムーズに行う必要があるが、それらは国が責任を持って行うことを宣言(責任ある政治家というイメージを作りさらに支持率アップ。賠償のお金は増税で賄う)
・福島第一原発事故処理国営会社、賠償国営会社を設立し福島原発を東京電力から分社化して経営を分離
・分社化した後の東京電力の経営陣を入れ替え、東京電力の経営を改善するスキームを発表
・経営陣を入れ替えた新体制の東京電力で電力事業を再開、原発再稼働。

かなりの妄想ですが、起こり得ない事ではありません。
もちろん上記のスキーム以外でも原発を再稼働するスキームはいくらでも想定できます。
原発再稼働スキームの実現可能性を見積もることは難しいですが、3~10倍というオッズを考えるとある程度は魅力のある賭けだと思います。
もちろん投資・ギャンブルは自己責任でお願いします。

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週末パフォーマンス
自分資産 年初来+33.384%
先週末からの資産額は+5000円でほとんど動きなしといったところです。
一日での動きは-11万円、+12万円とかありましたけど、相殺されてます。
インデックスは先週末からは下げているので勝ちと言えば勝ち。目先の勝ち負けはどうでもいいんですけど。
アベノミクス後の上げ相場が終わった時に投資家の手腕が問われるのだと思います。
私の投資資金はカスみたいな資金量なので、いつでも逃げれるので多分大丈夫かと。(過信)


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