インデックス投資家からの脱却 (アンチインデックス)

インデックス投資を嫌うブログ主による駄ブログです。

インデックス投資への疑問(効率的市場仮説)前篇

インデックス投資の理論的根拠の一つに「効率的市場仮説」というものがあります。
効率的市場仮説の要点は以下の通りです。

1:市場の参加者は常に合理的な選択・行動をとる。
2:市場の参加者の行動は素早く、新しい情報(決算発表や新製品のニュース等)が発表されるとすぐに行動に移し、その結果合理的な株価が瞬時に形成される。
3:合理的でない投資家は合理的な投資家に比べ高値掴み、安値売りをしやすいため損をして市場から退場する。

はっきり言って2は現実に根ざしていない仮定だと言わざるをえません。
新しい情報を瞬時に判断し、株価に反映させることなど物理的に不可能です。

例えば石油価格の変動を考えてみましょう。
自動車メーカーの株に投資する投資家は、石油価格が10%上昇したという情報が得られた場合に何を考える必要があるでしょうか。

まず、自動車の燃料であるガソリン価格の上昇が真っ先に思い浮かびます。
これは自動車の新規に自動車を購入しようと思っている人たちの購買意欲を下げる効果があると思われるので、自動車メーカー株の下落圧力となります。
効率的市場仮説における合理的な投資家はこの影響を定量的に瞬時に判断できるとしています。

また、石油価格の上昇は電気料金にも反映されますので、生産のコスト増効果となります。(自動車メーカーが工場で自家発電を行っている場合は発電のコスト増になる。)
これも株価の下落圧力になります。
しかし、上に挙げた新規の購買意欲の低下による生産量の減少も考える必要があります(変動費の減少)。

他にも石油価格の上昇は、物流のコスト増、化学品(エチレンやビニールなど)の単価上昇も考えられ経済全体に及ぼす影響は多岐に及びます。
これを瞬時に判断することは物理的に不可能です。

私見では、効率的市場仮説は嘘八百だと思っています。
学術の場では、効率的市場仮説についてどんどん反論が出ている状況だということです。
参考リンク

インデックス投資の教科書として名高い本である「ウォール街のランダムウォーカー」の最新版では、いろいろな反論に対して、苦しい持論を述べているようです。
30年後の「ウォール街のランダムウォーカー」改訂版の内容が今から楽しみです。

後篇では、1と3に対する反論として合理的でない投資家が利得を得て、合理的な投資家が利得を得ない状況を思考実験で考えてみたいと思います。


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不完全情報ゲームにおける、インデックスファンドという存在

インデックスファンドは、他のファンドとは決定的に異なる点があります。
それは、自らの運用方針を具体的にアナウンスしている点です。
株式投資は不完全情報ゲームであると、個人的には考えています。
不完全情報ゲームにおいて、自らの行動が読まれるということは不利になることはあっても有利になることはありません。
インデックスファンドの投資行動を利用したコバンザメ投資法というのもあるようです。
自らの投資行動を読まれているということは、インデックスファンドの
隠れたコストだと考えます。


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気になる記事

今週の週刊ポストでこのような記事がありました

「マネー・サバイバル講座 いまの日本株、実はスゴイ!」

記事の要約としては
「TOPIXなどのインデックスが下がっているのは時価総額が大きい銘柄が下がっているから」
「日本株の約2500銘柄を調査したところ、TOPIXが20%下がっているなか、中小株は6割以上の銘柄が値上がりしている」
というものです。
具体的なデータは示されていないため眉唾ものですが、値嵩株、時価総額が大きな銘柄にリターンが引っ張られるのはインデックス投資の弱点だと考えます。


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インデックス投資への疑問(市場平均とは)

インデックス投資は市場平均のリターンを得ることができると言います。
しかし、インデックス投資の書物を読んでみても市場平均の「平均」を算出する際の分布が詳細には書かれていません。(私が見落としているだけかもしれませんが)

平均と言えば、直感的には下図の「正規分布」のような左右対称の分布における真ん中の値を思い浮かべると思います。

市場平均を算出する際の分布が正規分布のように左右対称であると仮定します、
この場合、もし市場参加者が100人だとすれば、インデックスファンドは100人中50位の成績であると言えます。
これは可もなく不可もなくといった運用成績であると言えます。


もし、市場平均を算出する際の分布が下図の「右に歪んだ分布」である場合はどうでしょう?
この場合、市場参加者が100人だとすれば、インデックスファンドは100人中30~40位ぐらいの成績であることが図から分かります。
これはかなり満足のいく運用結果であり、大勝ではないにせよ、勝ち組であると言えるでしょう。

しかし、もし市場平均を算出する際の分布が下図の「右に歪んだ分布」を逆にした「左に歪んだ分布」である場合はどうでしょう?
この場合、市場参加者が100人だとすれば、インデックスファンドは100人中60~70位ぐらいの成績になります。


インデックス投資において最も望ましいのは参加者のリターンの分布が「右に歪んだ分布」ですが、
参加者のリターンの分布が「左に歪んだ分布」である可能性は否定できません。
この場合、インデックス投資は常に市場参加者の下位に属する投資法と言えるでしょう。

追記
分布形状はおそらく時間とともに変化していると考えるのが自然だと思います。
よって、インデックス投資は、市場における負け組にも勝ち組にもなりえる投資法だと考えます。
自分としてはインデックス以上のリターンを上げたいので、インデックス投資を積極的に行おうとは思いません。




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